近江八幡市では、定年退職男性の閉じこもり対策、居場所作り、仲間づくりを目的として、平成13年度から、通年固定メンバーの「“おやじサロン”男の料理教室講座」が毎年開催されるようになりました。そこに参加した“おやじ”たちが、毎年1つずつ、料理教室同窓生による退職男性グループを結成。その人たちが中心になってさまざまな地域のボランティア活動もするようになり、その数、25団体・350名(H28年現在)と、年々仲間が増え続けています。
近くの里山を歩いて足腰を鍛え、仲間と一緒にボランティア活動に汗を流す。八幡山・白鳥川・琵琶湖畔の景観を良くする活動などなど…各々が自分のペースで無理なく楽しく活動に参加しています。毎月各グループの活動予定一覧表が配布され、活動日・時間・場所に集まったメンバーで仲良く活動する。事前予約も必要なく、参加は自由。お金をいただくための活動ではなく、自分の健康を維持するための活動です。近江八幡を「終の棲家」と決めた人たちの活動です。人のために役立ちたいという気持ちは、やっているうちに自分のためだとわかってきます。
閉じこもらない。仲間を作る。居場所を作る。そして楽しめる活動をする。一人ではなく、仲間と一緒に。少子高齢化が進むこれからは、高齢者の余暇活動が地域をつくる。社会を変える。未来につなぐ。そのためにも、健康が何より第一です。
近江八幡おやじ連のこうした取り組みの成果が、近江八幡市民をはじめ、同じ思いや課題を持つ全国の自治体にも広がっていくことを願っています。
近江八幡おやじ連 代表 髙橋作榮
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